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WatchGuard Firebox X Peak導入事例 ケイバブック

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    日本最大の競走馬セリ市「セレクトセール」(主催:社団法人日本競走馬協会)のプレスセンターを預かる株式会社ケイバブックでは、2008年度のネットワークセキュリティに、WatchGuard製品を採用した。ケイバブック山田直樹氏、矢島秀也氏に、その理由と効果について、詳しく伺った。


    ■  WatchGuard お客様に聞く - セレクトセール プレスセンター(ケイバブック)

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    日本最大の競走馬セリ市「セレクトセール」(主催:社団法人日本競走馬協会)のプレスセンターを預かる株式会社ケイバブックでは、2008年度のネットワークセキュリティに、WatchGuard製品を採用した。ケイバブック山田直樹氏、矢島秀也氏に、その理由と効果について、詳しく伺った。 banner01.gif

    もくじ 
    1. ケイバブックと日本最大の競走馬セリ市「セレクトセール」について
    2. プレスセンターのネットワークセキュリティにWatchGuard製品を活用
    3. 競走馬セリ市のプレスセンター・ネットワークの特徴
    4. なぜWatchGuard製品を選んだのか
    5. 実装はどのように行ったのか
    6. WatchGuard製品への評価
    7. 今後の期待


    ■ ケイバブックと日本最大の競走馬セリ市「セレクトセール」について

    ― ケイバブックについてお聞かせください。

    ケイバブックは、競馬予想専門誌「競馬ブック」、「週刊競馬ブック」、「競馬四季報」など競馬に特化した出版および情報サービスを行う会社です。これまでに蓄積した膨大な馬・成績・調教データ、出馬データなど競走馬に関するデータベースを生かし、競馬予想&データベースの会員制Webサービス(無料会員15000人)、携帯電話サービス(有料会員10万人)も行っています

    ケイバブックはまた、日本最大の競走馬セリ市「セレクトセール」の協力企業のうちの1社です。上場される馬の血統データ関連の書籍を提供するほか、2007年からは現地「プレスセンター」の設置および運営を開始。先日2回目を終了したところです。

    ― セレクトセールについて詳しく教えてください。

    02222.jpgセレクトセールは、1998年に開始した日本最大の競走馬セリ市(※)で、北海道苫小牧市の「ノーザンホースパーク」において毎年7月に3日間開催されます。ここ数年の取引高は100億を超え、国内だけでなく海外からも注目を集めています。

    2008年度は、「ディープインパクト」の初年度産駒39頭を含む499頭がエントリーされ、落札最高額はディープインパクト産駒では2億2000万、全体では2億4500万という高値が出て、大きな賑わいを見せました。
    ※セレクトセールは、社団法人日本競走馬協会が主催しています




    ■ プレスセンターのネットワークセキュリティにWatchGuard製品を活用

    ― セレクトセールでは、WatchGuard製品をどのように活用しましたか。

    peak.jpgセレクトセールでは、2008年度のプレスセンターのネットワークのゲートウェイに、WatchGuardのUTMアプライアンス「Firebox X e-Series Peak」を配置。3日間の開催期間中のプレスセンター内PCのネットワーク保護に活用しました。

    ― プレスセンターの概要について教えてください。

    セレクトセールのプレスセンターは、室内練習用馬場に設営されたセリ市会場の一角に設置され、外国メディアを含む約300人の報道関係者が訪れ、インターネットおよびメール送受信に利用する場所です。2008年度は無線、有線LANが利用できる50席を用意しました。高額なセリが行われた瞬間に各社は写真を撮り、記事を書いて画像とともに一斉にメール送信を行います。

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    ■ 競走馬セリ市のプレスセンター・ネットワークの特徴

    ― プレスセンターの運営においては、どのような点に気をつけなくてはならないのでしょうか。

    プレスセンターの運営において気をつける点は、一言で言うと、「何が起きるかわからないので何があってもいいようにする」ということに尽きます。

    たとえば競走馬のセリ市では、時に予想もしない結果が出て大きなニュースが生まれることがあります。ケイバブックがプレスセンター運営を依頼される前年の2006年、当歳(0歳)馬では世界レコードとなる6億円という価格で競り落とされる取引がありました。しかしその当時のプレスセンターの設備はINS64回線がやっとで、このビッグニュースをすぐには報道出来ませんでした。翌年には、念願の光回線が開通可能になり、日本競走馬協会は直ちに導入を決定し、運営を行いました。

    さらに、「来場する報道関係者の数が読めない」ということもあります。プレスセンターの利用は事前登録制となっており、登録いただいた報道関係者にはあらかじめ席を割り当てています。しかし、登録しないで来場する「飛び込み」の報道関係者も多く、実際に何人が来場して無線LANを利用するかは当日になってみないとわからないのが実情です。今年は特に、ディープインパクトの初産駒の出品が話題となっていたため、登録者以外の報道関係者が多数来場しても不思議はないという状況でした。

    「どんな状況においても、想定以上の報道関係者が殺到してもダウンすることのないネットワークを組んでおく」というのがプレスセンターの運営のポイントです。

    ― そのような環境において、プレスセンターのネットワークを守るセキュリティ製品に求める条件は何ですか。

    セキュリティ製品に求めるのは以下の条件です。
    1. ウィルス、スパムメール検知機能がしっかりしていること
      報道関係者のほとんどが自分のPCを持ちこんで取材を行うため、ゲートウェイでのセキュリティチェックを漏れなく行ってくれる製品であることが重要です。
    2. 設置が簡単であること
      わずか3日間の短い開催で、準備期間も限られるため、複雑な設定が必要な製品は避けたいところです。
    3. レポーティング機能があること
      ケイバブックはプレスセンターの運営を委任されている立場上、主催者に状況報告の義務があります。開催期間中のトラフィック状況やウィルス検知、メール検知の詳細状況を報告できるレポーティング機能は必須です。

    ■ なぜWatchGuard製品を選んだのか

    ― 今回、プレスセンターのセキュリティにWatchGuard製品を選んだ経緯を教えてください。

    昨年度はウィルス、スパムメール、有害サイトチェックの機能が一つになったUTMである製品Aを使っていました。製品Aに特に不満はありませんでしたが、よりよい製品はないかと情報収集は常に行っていました。そこで注目したのがWatchGuardのFireboxです。Fireboxは、ケイバブックの本支社、提携会社をつなぐネットワークにおけるセキュリティ製品として導入を検討していた製品でもありました。

    ― なぜFireboxに注目をしたのでしょうか。

    Fireboxに注目したのは、「ルータ、およびファイアーウオール機能があること」、そして「ログサーバーによる本格的なレポーティング機能があること」でした。この2点は、昨年使用した製品Aと大きく違うところです。

    ― では、この2点について詳しくお聞かせください。まず、「ルータ、およびファイアーウオール機能があること」とは、具体的には。

    05555.jpg製品Aはウィルスチェック、スパムメール、有害サイトチェックのセキュリティ機能のみのUTMで、ファイアーウオール機能があるルータを別に用意していました。しかし、Fireboxはそれ自体がルータであり、ファイアーウオール機能もあり、セキュリティ機能もある製品です。一台にすべて機能が集約されるのは便利ですが、一方でこのように多機能だと、管理する側にスキルが必要になり、逆に使いこなしが難しいのではないかという不安もありました。

    しかし、1台に機能が集約されているということは、ネットワークへの接続は1カ所で済むということです。短期間に仮設的な設営を行うセレクトセールのプレスセンターのような用途には非常に便利だと思いました。

    ― 次に、「ログサーバーによる本格的なレポーティング機能があること」とは、具体的には。

    レポート機能自体は製品Aにもあり、モニター上で検知の結果がわかりやすく表示されていました。しかし、出力となると、画面をスクリーンキャプチャで保存するか、CSV形式の出力しかできませんでした。このため、報告書という形にするにはCSVの値をわかりやすく加工し体裁を整える必要があり、手間と時間がかっていました。

    一方、Fireboxはログサーバーを別立てで設置することで、検知結果のグラフ化ができ、そのまま提出することも可能なPDF形式でのレポート出力が可能とのことでした。「早く」「わかりやすい」報告を主催者にできるのは、運営を依頼されている立場としては大きな利点です。

    この2点だけを見ても、WatchGuard製品のメリットは十分ありました。そこで2008年度のセレクトセールのプレスセンターのネットワークセキュリティに採用することにしました。

    ■ 実装はどのように行ったのか

    ― 実装はどのように行ったのでしょうか。

    「何があってもよい体制」を作るため、以下のように実装を行いました。
    1. 「トラフィックのピーク時の想定を予想値の3倍にする」
      余裕を見てピーク時のトラフィックは予想値の3倍を想定、Fireboxの最高位モデル「Firebox X e-Series Peak」を採用しました。
    2. 「バックアップ体制を万全にする」
      今回は報道関係者用の回線の他にもう一つ予備線を用意しました。こちらは、通常はケイバブック専用にDB検索やFTP接続ができるようにし、万が一の場合にはメインネットワークのバックアップとして使えるようにしました。メインと同様、ゲートウェイにはFirebox X Peak e-Seriesを配置、プロバイダも別にしました。こちらは有線LANのみの接続にしました。
    セレクトセールプレスセンター ネットワーク図
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    このように、万全を期して実装を行い、何事もなく3日間を終えることができました。

    ■ WatchGuard製品への評価

    ― セレクトセールのプレスセンターにWatchGuard製品を採用してみての評価をお聞かせください。

    WatchGuard製品は以下3点について評価しています。
    1. 「運用に関して、何もする必要がなく楽だった」
      機能が多いため、対応するのが大変なのではないかという最初の心配は、全く不要でした。運用はほぼ手放し状態で、ほとんど何もする必要がありませんでした。
    2. 「レポーティング機能が非常に便利だった」
      正直、最初はログサーバーをわざわざ立てるのはどうなのか、その必要があるのかという疑問もありました。しかし、ログサーバーによってリアルタイムでウィルス検知やスパムメールの検知の状況がわかるため、バックアップを出す場合のタイミングを計れること、わかりやすいサマリーレポートが出力されるため、そのまま、あるいはWordなどに画像貼り付けするだけでわかりやすい報告書になるなどメリットは多かったと思っています。
                                      ※報告書例はこちらをクリック
    3. 「サポートがよかった」
      WatchGuardのサポートには、苫小牧の会場で設定その他のサポートをお願いしました。当日会場で、それまで不要と思っていたVPN機能を、万が一を考えて使えるようにしたいとお願いしたところ、快く応じてくれるなど、とても面倒見がよく、初めての製品でしたが心強かったです。
    04444.jpg今回、3日間のプレスセンターというイレギュラーな状況での使用でしたが、UTMのメリットを十分感じることができましたので、現在ケイバブックでも導入に向けて準備を進めているところです。ケイバブックでは、支店と提携会社など10カ所以上をネットワークでつないでいますが、この主要拠点にゲートウェイにFireboxを導入します。

    ― ケイバブックにとっての「UTMのメリット」は何ですか。

    UTMのメリットは以下2つです。
    1. 「大幅なコストカット」
      たとえば、ルータ、ファイアーウオール、セキュリティと3社の製品を別々に使用していたとすると、その3つについて導入コストとランニングコストがかかりますが、これが一つになっているということは、導入コストも年間ライセンス料も一つに集約されるということです。年間総額にすると大幅なコストカットが期待できます。
    2. 「管理工数の削減」
      3つの製品を使えば、管理側は3社それぞれのルールを覚えなければなりません。また、バージョンアップの時期もバラバラに来ますので、煩雑です。一つにまとまるということは、管理の手間も3分の1になります。
    ■ 今後の期待

    ― ケイバブックの今後の展望についてお聞かせください。

    Fireboxは近々にプロキシ機能が追加されると聞いています。そうなれば、利用用途も広がり、さらに活用ができると思います。WatchGuardには今後も、セキュリティのコストと管理の工数を抑えつつも、安全なネットワークを維持できるような優れた製品を世に出していただきたいと思っています。今後も大いに期待しています。

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    お忙しい中、ありがとうございました。

    ※ 競馬ブックのWebサイト
    ※ 社団法人 日本競走馬協会のWebサイト
    ※ 取材日時 2008年8月
    ※ 事例制作 カスタマワイズ
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