2015/11/12

売上成長率 53 %を記録、APT対策需要や地方パートナー強化が奏功

ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社は11月12日、都内で記者会見を開き、初来日した US 本社 CEO、 Prakash Panjwani (プラカッシュ・パンジワニ) 氏による事業戦略説明を行った。

はじめに、日本法人の社長執行役員 根岸 正人 氏が国内市場のレビューを行った。2015 年 7 ~ 9 月期の第三四半期の同社売上は、過去最高の 53 %の伸びを記録し、この数値は世界平均の 20 %を上回り、グローバルで最も高い伸長だったという。

根岸氏は好調の 3 つの要因として「APT 対策需要の高まり」「マイナンバー対応需要」「無線ネットワークのセキュア化需要」と分析した。同社 APT Blocker のエンジンである Lastline の他社製品と比較したパフォーマンスの優位性を示すスライドの解説も行われた。

また、東京だけではなく地方のパートナーを増加させた代理店政策の奏功も要因に挙げた。地方ユーザーの多くは、報道によって APT についての認知はあるものの、具体的にどのような製品によって対策するかは判断できないため、APT 対策までひとつのアプライアンスに実装した同社 UTM 機器の引き合いが増えたという。