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アップルの2010年初OS Xセキュリティ・アップデート 2010年1月19日

アップルの2010年初OS Xセキュリティ・アップデート

危険度:

2010年1月19日

【概要】
  • 対象:
    OS X 10.5.x (Leopard) /OS X 10.6.x (Snow Leopard)のバージョンすべて
  • 攻撃方法:
    悪質なメディア・ファイルをユーザがダウンロードし閲覧するように誘導するなど、様々な攻撃方法がある
  • 影響:
    その影響は様々だが最悪の場合、攻撃者はユーザのコンピュータでコードを実行し、そのコンピュータを完全に操作できるようになる
  • 対策:
    OS Xの管理者はセキュリティ・アップデート2010-001をダウンロードしテストしてからインストールすること

【詳細】

米国時間の1月19日、アップルは現バージョンのOS Xすべてに見られる脆弱性問題を修正するセキュリティ・アップデートをリリースした。このアップデートは、CoreAudioやOpenSSL、Flash PlayerプラグインなどOS Xの一部として搭載されている6つのコンポーネントに見られる12件のセキュリティ問題を修正している(数字は CVE-IDの情報によるもの)。脆弱性の中には、ユーザのOS Xで攻撃者がコードを実行できるように許可してしまうものもあるため、ライブセキュリティではこのアップデートを深刻なものと評価しており、できる限り早急にアップデートをインストールするようにすすめている。修正された脆弱性には下記3件も入っている。
  • CoreAudioバッファ・オーバーフロー問題
    CoreAudioは、オペレーティング・システムが様々なオーディオ・ファイルを再生するのに役立つOS Xコンポーネントで、細工されたmp4オーディオ・ファイルを処理する方法に関与するバッファ・オーバーフローの影響を受けている。攻撃者は細工したmp4 ファイルを有害なウェブサイトでホストさせるなどして、被害者にそれを閲覧させることで欠陥を悪用し、それを再生しているアプリケーションをクラッシュさせたり、被害者のコンピュータで攻撃用コードを実行したりすることができる。ディフォルト設定により、攻撃者はユーザの特権がある場合に限り、コードを実行する。

  • Adobe Flash Playerプラグインの脆弱性(複数)
    最近のウェブサイトでよく見られるFlashコンテンツを再生するため、OS XはAdobeのFlash Playerを搭載している。しかし、アップルのOS Xアップデートは、OS XのFlash Playerプラグインに見られる未特定のセキュリティ脆弱性7件を修正している。ただ、Adobeのアラートは脆弱性について詳しく説明していない。但し、もっとも悪質な脆弱性の影響については説明している。攻撃者は、細工したウェブサイトにユーザを誘導することで欠陥のいづれかを悪用し、ユーザの特権を得た状態でそのコンピュータでコードを実行できる。このOS X Flash Playerプラグインのアップデートは、過去にAdobeが修正したスタンドアローン・プレイヤーに関連していると我々は見ている。

  • イメージ関連のメモリ破損問題(複数)
    ImageIO とImage RAW は、オペレーティング・システムが様々な種類のイメージを処理する際に役立つOS Xコンポーネントだ。どちらのコンポーネントも、メモリ関連の脆弱性の影響を受けており(特にバッファ・オーバーフローとバッファ・アンダーフロー)、それらは特定の種類のメディア・ファイルを処理する方法に関与している。脆弱性はどれも技術的に異なるが、その行動範囲と影響はよく似ている。有害なウェブサイトでホストする細工済みのメディア・ファイルを被害者に閲覧させることで、攻撃者は欠陥を悪用し、閲覧中のアプリケーションをクラッシュさせたり、被害者のコンピュータで攻撃用コードを実行することができる。ディフォルト設定により、攻撃者はユーザの特権がある場合に限りコードを実行できる。

アップルのアラートはこれよりもリスクの低いサービス拒否(DoS)欠陥や、情報開示問題についても説明している。このセキュリティ・アップデートで修正されたコンポーネントは次の通り:
    CoreAudio CUPS
    Flash Player Plug-in ImageIO
    Image RAW OpenSSL

詳細についてはアップルのOS X 10.5.x /10.6.x アラートを参照。

【対策】
アップルはセキュリティ問題を修正するOS Xセキュリティ・アップデート2010-001をリリースしているので、OS X管理者は相当するアップデートをできる限り早急にダウンロードし、テストしてからインストールすることをすすめる。

注: ソフトウェアのアップデート手順
注意:
使用しているOS Xバージョンに対応するパッチが定かでない場合は、OS Xのソフトウェア・アップデート・ユティリティを使用することで、状況に適したアップデートを自動的に選ぶことができる。

【全ユーザ対象】

この欠陥は様々な悪用方法を有効にすることができ、ペリミター・ファイアウォールが攻撃にかかわる必要のないローカル悪用もある(部署間でファイアウォールを使用している場合は別)。この欠陥は様々な悪用方法を有効にしてしまうため、アップデートをインストールすることが安全策となる。

ステータス】
アップルは問題を修正するアップデートをリリースしている。

【参考資料】

この記事はコーリー・ナクライナー(Corey Nachreiner, CISSP)により調査・執筆されました。