Easy management - our secret sauce. Watch the video tour.
HOME > セキュリティ情報 > Microsoft ExchangeとWindows SMTP ServiceのDoS脆弱性 2010年4月13日

Microsoft ExchangeとWindows SMTP ServiceのDoS脆弱性 2010年4月13日

Microsoft ExchangeとWindows SMTP ServiceのDoS脆弱性

危険度:高


2010年4月13日

概要:
  • 対象:
    Exchange Serverの現バージョンと、Windowsバージョン
  • 悪用方法:
    細工したネットワークトラフィックを送信(悪質なDNS MXレコード・レスポンス)
  • 影響:
    その影響は様々だが、最悪の場合は攻撃者がユーザのメールサーバをクラッシュさせ、メール受信ができないようにすることも可能
  • 対策:
    状況に適したExchange ServerやWindowsのパッチをできる限り早急に取り入れるか、Windowsの自動アップデート機能を使うこと

詳細:

Microsoft Exchangeは、現在使われているメールサーバの中でも一番人気である。スタンドアローン・プログラムでWindowsとは別だが、Windowsバージョンにはメールを受信するための基本的なSMTPサービスを搭載させているものが多い。

米国時間の4月13日に公開したセキュリティアドバイザリで、マイクロソフトはExchangeの現バージョンと、いくつものWindowsバージョンに搭載されているSMTPサービスに影響する2つのセキュリティ脆弱性について説明した。その中でも悪質な欠陥は、細工されたDNSMail Exchanger (MX) レコードをExchangeが処理する方法に関与している。つまり、細工したMXレコードを解析しようとすると、SMTPサービスが終わりなく応答を停止する(ハング)ようになるのである。この脆弱性を悪用するにあたって、攻撃者は自分が管理しているドメイン用の悪質なDNSサーバを設定しなければならない。さらに攻撃者は、被害者となる人物にそのドメインからのアドレスを含むメールを送信しなければならない。そして、そのドメインに関係するMXレコードをユーザのメールサーバがリクエストしようとすると、攻撃者が細工したMXレコードと接触し、手動で再起動させるまで応答停止状態になってしまう。そして、それはメールをサービス拒否 (DoS)の状態に追い込むことになる。

マイクロソフトのアドバイザリは、Exchangeに見られるリスクの低い情報開示問題についても説明している。細工したSMTPコマンドを送信することで、攻撃者はランダムなメールのフラグメントをユーザのサーバのメモリから読み出す可能性があるという。ライブセキュリティではそうした問題も修正するため、できる限り早急にExchangeとWindowsアップデートをダウンロードし、インストールすることをすすめている。

対策:

マイクロソフトは脆弱性問題を修正するアップデートをリリースしている。状況に適したExchangeやWindowsパッチをできる限り早急に導入することをすすめる。

マイクロソフト・セキュリティアドバイザリ(日本語)

注: 日本語版をダウンロードする場合はChoose Languageのドロップダウン・メニューから[Japanese]を選択し[Change]をクリックする:
ウォッチガードユーザ:

内部メールサーバがある場合、攻撃者はファイアウォールを通過できるようにしておかなければならない普通のメールを送信することで悪質な脆弱性を悪用できる。このため、先述のパッチを取り入れることが最善の対策方法となる。

ステータス:

マイクロソフトは、こうした脆弱性問題を修正するアップデートをリリースしている。

参考資料:

この記事はコーリー・ナクライナーCISSP(Corey Nachreiner, CISSP)により調査され書かれたものです。