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WatchGuard Firebox導入事例:柄谷工務店

  • 尼崎市に本社を持ち阪神エリアの建築・土木工事を行う柄谷工務店は、このたび Firebox を導入、本社と35ある拠点をVPNで接続した。早いところでは1ヶ月で撤収してしまうという流動的な仮設事務所の回線も、Fireboxによってスピーディに設定することが可能になった。同社でシステムを担当する 横川、一芝両氏に詳しく伺った。


    ■WatchGuard お客様インタビュー                  ― 柄谷工務店


     柄谷工務店~阪神エリアが拠点の総合建設業

    ― 柄谷工務店について教えてください。

    柄谷工務店は、建築・土木工事を行う会社です。昭和21年の設立以来、阪神エリアをベースに公共事業を含め多数の工事を行ってきました。当社が中心となるKARATANIグループは、カラタニエンジニアリング株式会社、 昌平株式会社、株式会社 ゴショー、株式会社 トータルサプライ、柄谷倉庫物流株式会社、昌永不動産株式会社など。 リフォーム、デンマークハウス、プラントエンジニアリング、倉庫物流、ガラスリサイクル、不動産など、さまざまなニーズに対応しています。

    ― 柄谷工務店WatchGuard製品をどのように利用していますか。

    柄谷工務店では2009年10月、Firebox Core X750eを尼崎市の本社に、Firebox Edge X10e を35拠点にそれぞれ導入し、本社と拠点間のVPN回線を構築しました。

    35拠点のほとんどが工事現場の仮設事務所です。仮設事務所は短期間の設営のため回線の設定にはスピードが求められます。Fireboxの導入後はすぐに回線がつながるようになりとても助かっています。

     

     現場事務所ではADSL回線とISDN回線を併用

    ― Firebox導入前、本社と拠点間はどのような通信環境でしたか。

    ADSLとISDN(ダイヤルアップ回線)の2種類がありました。
    本社と拠点間の接続には、ISDN回線で接続し、インターネットにはADSL回線で接続し、拠点には2台のルーターを設置して使用していました。 ADSLでのVPN環境は常設の拠点数カ所のみでした。

    ― 今回Fireboxを導入したきっかけを教えてください。

    ADSL回線に設置していたルーターのサポート終了が近づいたこと、ダイヤルアップ回線では仮設事務所とはいえ日々増加するデータに対応しきれなくなったことから、2009年に入り通信回線の刷新を検討し始めました。

    導入の直接のきっかけとなったのは、現場管理強化の一環としてクライアントPCのログ管理を行うことになったことです。このシステムは回線がVPNであることが前提だったため、本社と拠点間のVPN回線導入が決定しました。

     

     流動的な環境にマッチするVPNを求めFireboxを知る

    ― VPN回線を選ぶにあたってどんな製品が候補に挙がりましたか。

    「Fireboxの第一印象は、『赤くて、速そうだな』でした」 一芝氏

    まず真っ先に検討したのは、通信会社のVPNです。レンタルプランで簡単な手続きで始めることができるものでした。

    しかしこれにはいくつか問題がありました。
    まず、申し込みから設定まで2週間ほどかかってしまうこと。現場の事務所は工事の内容により長い場合は1年を超え、短い場合は1ヶ月あまりで撤収するので、2週間もかかってしまっては設置してすぐに撤収ということにもなりかねません。

    また、パッケージサービスのため、設定やカスタマイズが自社で一切できないことも難点でした。小さな変更でもいちいち申請をし、実行されるまでにも時間がかかります。

    さらにWebフィルタリングなどのセキュリティ機能はオプションで月額費用も思った以上に高く、コストの面でも問題がありました。

    ― Fireboxはどのように知ったのでしょうか。

    当社の流動的な環境にマッチし、なおかつ価格も手ごろなVPNはないかと松原さん(注:今回構築を担当したサン・ネットワークス社松原一郎氏)に相談したところ、Fireboxを紹介されました

    さっそくデモ画面を見せてもらったところ、VPNルーターのわりに設定が容易という印象を受けました。これまでの回線のランニングコストと通信費を算出し導入費用をシミュレーションしたところ、短期間で回収できることがわかり、Fireboxの導入が決定しました。


     「Fireboxは機動力があるVPN」

    ― 35拠点すべてにFireboxを設置するのにどれぐらいかかりましたか。

    のべ4名で作業しおよそ2週間で完了しました。設置してみて感じたのは、リモート機能の便利さです。これまでは設置後何かトラブルがあると現地に飛んでいきましたが、Fireboxはどこからでもリモートで操作できるので、遠隔地でも素早く対応できます。

    ― 導入してみての感想をお聞かせください。

    まず感じたのは、Fireboxは流動的な環境に対応する機動力があるVPNだということ。そして速さと安定性です。

    実は導入前に2つ懸念事項がありました。一つは、セキュリティ機能(UTM)をオンにした場合スピードが落ちるのではないかということ、もう一つは、固定IPではなく動的IPを使うことで、安定性は大丈夫なのかということです。

    しかし実際に稼働してみると、UTMのスループットへの影響はほとんど感じませんでしたし、動的IPの安定度も特に気になるようなものはありませんでした。

    ― 導入してみて、Fireboxは建築業に向いている製品だと思われますか。

    向いていると思います。建設業には、工事の規模・工種・工期・場所などによって、さまざまな環境での現場事務所があります。 Fireboxは小さな現場事務所も大きな現場事務所も対応できるルーターだと思います。

     

     Firebox3つの導入効果

    ― Fireboxの導入効果を教えてください。

    「現場事務所の通信設定がスピーディにできるようになったことは大きいですね」
    横川氏

    以下3つの導入効果を実感しています。

    1.通信コストと人的コストが大幅に削減されたこと。
    通信する場所によって毎月変動していた通信費も固定になったことで、通信費用とランニングコストを合わせて大きく通信費をカットできる見込みです。

    人的コストの削減も大きなものがあります。設定作業そのものの負担も減りましたし、ルーターでもウィルス対策も可能になり、セキュリティー向上につながりました。

    2.現場に操作指示がしやすいこと。
    仮設事務所には通信に詳しい者がいるわけではありません。何か不具合があったときには電話で現場担当者に操作の指示をしなければならないのですが、その際に「赤い箱に電気入っていますか」と言えば誰でも理解してくれます。何気ないことですが、実はこれは大きなメリットです。

    3.管理がしやすくなったこと。
    全ルーターの状況を常に把握ができるようになったこと、つまり一元管理ができるようになったことは大きな導入効果です。

     

     今後は自社管理を目標に

    ― 今後はFireboxをどのように活用していきますか。

    当社は流動的な環境であることに加えて共同事業体(JV)も多く、他社所有のノートPCのセキュリティのつけはずしも行わなければならないなど、現場に即したスピーディな対応が重要です。今はまだ導入したばかりで操作に慣れることが優先ですが、今後は段階的に自社管理を実現させていきたいと思っています。

     

     

     

                        ― お忙しい中、貴重なお話ありがとうございました。




    ※取材日時:2010年 2月  事例インタビュー:取材屋

    柄谷工務店のホームページ
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