2025/11/21

小規模事業者から大企業まで対応可能な初のハイブリッドSASE

2025年11月21日(金)

小規模事業者から大企業まで対応可能な初のハイブリッドSASE

1つのプラットフォームで4つの主要機能:
SWG、FWaaS、ZTNA、アイデンティティをWatchGuard Cloudを通じて提供し、
あらゆる場所のユーザー、アプリケーション、接続を保護

2025年11月21日(金)– 企業向け統合型サイバーセキュリティソリューション(ネットワークセキュリティ/セキュアWi-Fi/多要素認証/エンドポイントセキュリティ)のグローバルリーダーであるWatchGuard(R)Technologiesの日本法人、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長 谷口 忠彦、以下ウォッチガード)は、FireCloud Total Accessを発表しました。本製品はエンタープライズクラスの機能を、マネージドサービスプロバイダー(MSP)や小規模のITチームでも利用可能なソリューションであり、ゼロトラストおよびクラウド型セキュリティを実用化した初のハイブリッド型セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)となります。迅速な導入とシンプルな管理を実現し、セキュアWebゲートウェイ(SWG)、サービスとしてのファイアウォール(FWaaS)、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)、およびアイデンティティ管理を単一のクラウド型管理プラットフォームに統合しており、あらゆる環境で業務を遂行している組織を保護します。

FireCloud Total Accessは、クラウドベースで提供されるゼロトラストサービスであり、あらゆるユーザーに場所を問わずエンタープライズレベルのセキュリティを提供します。リモートワーカーをインターネット経由の脅威から保護すると同時に、SaaS、クラウド、プライベートアプリケーションへのシームレスなアイデンティティベースのアクセスを実現します。リモートユーザー向けVPNやハードウェアに伴うリスクと複雑性を排除することで、FireCloud Total Accessはあらゆる場所で働く従業員に対して、より高速で安全、かつシンプルな接続性を提供します。

本サービスは既存のFireCloud製品スイートを拡充し、今年初めに発表された同社のハイブリッドSASEのビジョンを推進するものとなります。

大手企業でなくてもSASEとゼロトラスト機能が利用可能

これまで、効果的なハイブリッド型SASEおよびゼロトラストソリューションは、主にリソースが豊富な企業に限定されてきました。FireCloud Total Accessは、SWG、FWaaS、ZTNAを単一プラットフォームに統合し、WatchGuard Cloudで管理します。このアプローチにより、運用が効率化され、すべてのユーザーにエンタープライズグレードの保護をシンプルに提供し、ITチームがゼロトラスト態勢へ段階的に移行するための実践的な方法をもたらします。

FireCloud Total Accessは、ウォッチガードのUnified Security Platform(R)(統合型セキュリティプラットフォーム)の一部であり、単一のセキュリティエージェントを通じて提供され、同社のネットワーク防御、エンドポイント保護、多要素認証サービスとシームレスに統合されています。これらのすべての情報は、ウォッチガードのAI搭載XDRエンジンThreatSync(TM)に送信されます。これにより、より卓越した相関分析、よりきめ細かい優先順位付け、そしてより迅速なレスポンスが実現します。このように、ウォッチガードを活用することにより、一体となって機能するように設計されたプラットフォームを利用することができ、セキュリティ効果を最大化しつつ、管理するチームの負担を最小限に抑えます。

ハイブリッド型SASEで隙間なく保護

ウォッチガードは、中堅/中小企業(SME)向けに、境界ベースの防御から、次世代型の場所を問わないネットワークセキュリティへの移行を牽引しています。組織がクラウドを採用しつつある中、リモート環境やハイブリッド環境における従業員の保護はもはや任意ではなく、機密データの保護と事業継続性の維持に不可欠になっています。FireCloud Total Accessはまさに最先端のソリューションであり、リモートユーザーのシームレスな保護を提供すると同時に、機密性の高いオンプレミスのアプリケーションやデータへのアクセスを保護します。また、あらゆる接続環境におけるすべてのユーザーを、業務が行われる場所を問わず確実に保護します。

FireCloud Total Accessでは、ウォッチガードの業界をリードするネットワークセキュリティソリューションであるFireboxが先駆けて実現した保護機能を拡張して利用できます。Fireboxは、オフィス、支社/支店、オンプレミスネットワークを保護するために不可欠です。FireCloudとFireboxを組み合わせることで、ハイブリッドネットワーク全体にわたるユーザー、アプリケーション、インフラを保護するために組織が必要とする包括的なセキュリティを提供します。

ウォッチガードのチーフプロダクトオフィサーであるAndrew Young(アンドリュー・ヤング)は、次のように述べています。「リモートワークとハイブリッドネットワークは恒久的なものとなり、組織はあらゆる場所のユーザーを保護しつつ、ゼロトラストを適用するより簡素な方法を必要としています。FireCloud Total Accessは、MSPや小規模ITチームが数時間で導入し、WatchGuard Cloudから一貫したポリシーを適用し、従来のフルネットワークアクセスVPNをアプリケーション単位のアイデンティティベースのアクセスにリプレースすることを可能にします。」

FireCloud Total Accessの主な機能

  1. ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA):このセキュリティモデルは、プライベートアプリへのセッション単位で、アイデンティティとデバイスを認識したアクセスを提供し、ネットワークへの必要なユーザーアクセスのみを許可するリモートユーザーVPNのリプレースとして機能します。
  2. AIを活用したサービスとしてのファイアウォール(FWaaS):APT BlockerとゲートウェイアンチウイルスにおけるAIを活用した検知により、ネットワーク外のユーザー向けの侵入防止、DNSセキュリティ、サンドボックス化、そしてポリシー適用を可能にし、高度な脅威をリアルタイムで阻止します。
  3. セキュアWebゲートウェイ(SWG):TLSインスペクションを通じて、URLフィルタリング、アプリケーション制御、シャドーIT管理を提供します。FireCloud Total Accessは、クラウド環境における証明書の発行と検証を簡素化し、運用コストを増大させることなく、フィッシングやマルウェア、危険なサイト訪問などの対策として、暗号化トラフィックの徹底的な検査を実施します。
  4. エコシステム連携:FireCloud Total Accessは、AuthPoint(R)(MFA/SSO)、ThreatSync(TM)(XDR)、およびウォッチガードのエンドポイントセキュリティと連携し、WatchGuard Cloudを通じて管理されるアイデンティティ、エンドポイント、ネットワーク全体にゼロトラストを適用します。

ウォッチガードパートナーであるEmber Oneのプリンシパルエンジニア、Alex Dumas(アレックス・デュマ)氏は、以下のようにコメントしています。「お客様はツールの削減、摩擦の低減、そしてより良い成果を求めています。FireCloud Total Accessにより、テナント全体でWebの保護とプライベートアプリへのアクセスを標準化し、単一のポータルを活用して、管理費を増やすことなく定期的なサービスを拡張することができます。」

MSPやSME向けに構築:FireCloud Total Accessの特長

  1. 数週間ではなく数時間で導入:FireCloud Total Accessはハードウェアや複雑なVPN設定を必要としません。本ソリューションでは、ポリシーと保護機能がWatchGuard Cloudを通じて即座に適用され、迅速かつスケーラブルな展開を実現します。
  2. 運用負荷の軽減:MSPおよびITチームは、マルチテナント管理、ポリシー継承、および標準装備のレポート機能を利用できます。
  3. 最適化されたパッケージング:本ソリューションのユーザー単位のライセンスは、パートナーの継続的収益モデルに適合し、手頃な価格とエンタープライズグレードの効果を両立させるカスタマイズされたアプローチを実現します。
  4. 強力な単一プラットフォーム:FireCloud Total Accessは、ウォッチガードの広範なネットワーク、エンドポイント、アイデンティティサービスとシームレスに統合されます。これらすべては、AIを搭載したXDRエンジンであるThreatSyncを通じて接続され、ITチームの負担を軽減しながら、よりスマートな検知と迅速なレスポンスを実現します。
  5. 適正規模のゼロトラスト:FireCloud Total Accessは、コストや複雑さを伴わずにエンタープライズグレードの機能を提供します。

FireCloud Total Accessは、2025年9月25日より、世界20ヵ国以上で再販およびマネージドサービスを提供する約17,000社のMSPから成るウォッチガードの強力なネットワークを通じて利用可能となります。パートナーは、WatchGuard CloudおよびWatchGuard Partner Portalからセルフサービスのトライアルにアクセスし、導入支援資料や製品デモを入手できます。

「Real Security for the Real World」グローバルロードショー:ゼロトラストネットワーク版

グローバルのMSPコミュニティを支援する一環として、ウォッチガードは継続的なトレーニングとイネーブルメントサービスを提供しています。毎年、ウォッチガードチームが各地を巡回し、数千のパートナー企業を対象にハンズオンワークショップを開催しており、セキュリティサービスの立ち上げ、改善、そして進化を支援しています。今秋は、あらゆる場所の従業員を保護し、AIを駆使した攻撃者から防御する手法といった、最新のセキュリティユースケースにフォーカスします。詳細と各国の開催地への招待状のリクエストは、ウォッチガードのロードショーページをご覧ください。

サイバーセキュリティエクセレンス(卓越性)における30年の実績

ウォッチガードは30年近くにわたり、エンタープライズグレードのセキュリティを簡素化するという取り組みを推進し、業界アナリストから評価され、また、独立した性能テストで実証されており、世界中の業界関係者や顧客から称賛されてきました。各受賞は、MSPや企業が日々ウォッチガードに寄せている信頼を反映しています。最近では、グローバル市場調査/コンサルティング企業であるIDCが、ウォッチガードを「IDC Worldwide Enterprise Hybrid Firewall 2025 Vendor Assessment(ベンダー評価)」における主要プレイヤーとして認定しました。

今回のニュースは、ウォッチガードが最近発表した、新たなファイアウォールアプライアンスの新製品群「Fireboxテーブルトップシリーズ」、「Total MDRサービス」、そして数々の業界の表彰に続くものです。ウォッチガードのAuthPoint MFA製品は、2025年にSC Mediaより「Best Authentication Technology(最優秀認証テクノロジー)」に選出され、「Canalys Cybersecurity Leadership Matrix」では3年連続で「チャンピオン」に認定されました。これに先立ち、「2025 Cyber Defense Awards」では、WatchGuard MDRが最も有望なマネージド検知/レスポンス(MDR)ソリューションに選出され、同社のゼロトラストアプリケーションサービスは、今年の「Editor’s Choice Zero Trust(編集者が選ぶゼロトラスト)」部門で受賞製品に選ばれました。ウォッチガードは、今後もセキュリティイノベーションで業界をリードし続け、MSP向けに収益拡大を促進する、よりスケーラブルで即時販売可能なソリューションを提供していきます。

*本資料は、本社が発表したプレスリリースの翻訳版です。

【WatchGuard Technologiesについて】

WatchGuard(R)Technologies, Inc.は、統合型サイバーセキュリティにおけるグローバルリーダーです。ウォッチガードのUnified Security Platform(TM)(統合型セキュリティプラットフォーム)は、マネージドサービスプロバイダー向けに独自に設計されており、世界トップクラスのセキュリティを提供することで、ビジネスのスケールとスピード、および運用効率の向上に貢献しています。17,000社を超えるセキュリティのリセラーやサービスプロバイダと提携しており、25万社以上の顧客を保護しています。ウォッチガードの実績豊富な製品とサービスは、ネットワークセキュリティとインテリジェンス、高度なエンドポイント保護、多要素認証、セキュアWi-Fiで構成されています。これらの製品では、包括的なセキュリティ、ナレッジの共有、明快さと制御、運用の整合性、自動化という、セキュリティプラットフォームに不可欠な5つの要素を提供しています。同社はワシントン州シアトルに本社を置き、北米、欧州、アジア太平洋地域、ラテンアメリカにオフィスを構えています。日本法人であるウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社は、多彩なパートナーを通じて、国内で拡大する多様なセキュリティニーズに応えるソリューションを提供しています。詳細は https://www.watchguard.co.jp をご覧下さい。

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※WatchGuardは、WatchGuard Technologies, Inc.の登録商標です。その他の商標は各社に帰属します。

カテゴリー: プレスリリース
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