2016/02/17

ウォッチガード、中堅・中小規模と分散型エンタープライズ企業にフォーカスした新セキュリティアプライアンスを発表

2016年02月17日
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社

ハイパフォーマンスかつエンタープライズクラスのセキュリティ機能を備えつつ、容易な構成、実装、管理を可能にする、多店舗/多拠点を展開する企業のための新機種「Firebox T30 / T50」を新たに投入

2016年2月17日(水)-企業向け統合化セキュリティプラットフォームのグローバルリーダであるWatchGuard(R) Technologiesの日本法人、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長執行役員 根岸正人、以下ウォッチガード)は、同社の企業向けUTM(統合脅威管理)アプライアンスのFireboxファミリに「Firebox T30 / T30-W」、「Firebox T50 / T50-W」 2シリーズ、4機種を投入したと発表しました。Firebox T30 / T50は、中堅・中小規模企業(SMB)および分散型エンタープライズに特化したモデルとして、今日の目まぐるしく進化するセキュリティ脅威に対応します。

今日、ネットワークの高速化と広範なアクセス性の向上により、組織の分散化がさらに進んでいます。従来のように本部とリモートで勤務する従業員間の通信の安全を図るだけでなく、多くの分散型エンタープライズでは、小規模企業に相当するような複数拠点をサポートする必要性が出てきています。こうした本社とリモートの事業所を持つビジネス形態は、特に小売、サービス、医療、金融業界に多く見られ、一般企業とは異なるネットワークセキュリティの課題を抱えています。このような組織では、セキュリティポリシーの一元管理に加え、リモートの事業拠点に容易にセキュリティソリューションを導入できる機能がとても重要です。また、コンプライアンス対応のレポーティング、ヘルスモニタリング、あるいはビジネスインテリジェンスを目的としたネットワーク全体の一貫した可視化も同様に大切になってきます。さらに、安全な無線LANネットワークの確保など付加価値サービスも多くのメリットをもたらします。

ウォッチガードのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントであるAndrew Young(アンドリュー・ヤング)は、次のように説明しています。「企業の成長に伴い、事業所の分散化が進んでいます。私たちは、こうした分散型エンタープライズ環境のセキュリティ対策をシームレスに運営できるようなソリューションを提供する義務があると感じています。私たちは、ネットワークおよびセキュリティ機能を一元管理できるプラットフォームに集約して提供するだけでなく、ソリューションの容易な実装、容易な管理、そしてあらゆる規模の企業に対応できることをミッションに掲げています。」

ウォッチガードのテーブルトップ型UTMアプライアンスのT Seriesは、リモートの事業所、支社/支店、および中小規模企業に特化した製品となっています。コンパクトな筐体により、自社のデータセンタのない環境でも容易に設置することが可能です。また、内蔵されているPoE(パワーオーバーイーサネット)により、ウォッチガードの無線LANアクセスポイントと併用してセキュアな無線LANネットワークも利用することができます。

NCR Corporationのネットワーク/セキュリティサービス担当プロダクトマネージャであるDustin McCreight(ダスティン・マックレイト)氏は、以下のように述べています。「NCRのホスティングサービスでは、北米の数千に及ぶお客様を対象にネットワークセキュリティとPCIコンプライアンスへの対応のためにウォッチガード製品を活用しています。NCRにとって、医療業界のお客様が現場の技術担当者の負荷をかけずに迅速にサービスを利用できることが何より重要です。これまで導入・設置がサイトごとに60-90分を要していましたが、ネットワークセキュリティにウォッチガード製品を標準採用するようになってからは、インストールに要する時間を平均で75%以上短縮することに成功し、サイトごとに約15-20分の時間で完了するようになりました。アプライアンスをプラグインするだけでネットワーク接続が確立され、自動的に構成ファイルがクラウドから取り込まれると瞬時に、稼働開始させることができるので、クレジットカードの決済処理や目的のWebサイトへのアクセスといったテスト作業に進むことができます。」

ウォッチガードのすべてのUTM(統合脅威管理)アプライアンスは、独自のRapidDeploy機能を活用することが可能となっており、本部のIT担当者がリモート拠点に設置される各アプライアンスを事前に構成することにより、拠点に技術者がいなくても迅速に設定作業を完了させることができます。このような仕組みは特に、小売り、病院、ヘルスケア、および他の分散型エンタープライズにとって理想的と言えます。また、すべてのウォッチガードアプライアンスは、同社の実績豊富な脅威に関するリアルタイムな可視化ツールDimensionを無償で有効活用することができます。Dimensionでは、お客様に導入されているすべてのウォッチガードアプライアンスよりセキュリティログ情報を収集、可視化し、有用なビジュアル化された情報へと変換します。また、ネットワークの現状を把握するに止まらず、レポーティングダッシュボードにより、セキュリティポリシーの迅速なアップデートや悪意のあるサイト、アプリケーションへのアクセス防止など、プロアクティブな対応が可能になります。

WatchGuard Firebox T30 / T50

WatchGuard Firebox T30とT50には、最も重要なネットワークおよびネットワークセキュリティ機能が小型アプライアンスに集約されています。有線または無線ネットワークのセキュリティソリューションとして、中小規模組織や分散型エンタープライズ企業向けに、ハイパフォーマンスなエンタープライズクラスのセキュリティを提供します。

・ハイパフォーマンス – ファイアウォールスループットが最大1.2 Gbps、UTMスループットが最大165 Mbpsを実現し、昨今の暗号化通信にも対応しています。
・PoEポートによる容易なWi-Fi接続 – AC電源の確保を不要にするPoE(パワーオブイーサネット)ポートが標準で装備されており、アクセスポイントや監視カメラなどを容易に実装することができます。
・802.11acワイヤレス対応 – T30-WおよびT50-Wでは、最新の802.11ac規格による高速かつ信頼性の高いWi-Fi接続を利用することが可能です。
・RapidDeploy機能 – 管理者により、予め構成情報を設定して準備する事により、技術スタッフが支店/支社、またはリモート拠点などに出張する必要がありません。
・高度なマルウェア検知 – シグニチャベースでのアンチウイルスソリューションが見逃してしまうマルウェアをフルシステムエミュレーション(CPUとメモリ含む)によるクラウドベースの次世代型サンドボックスにより検出します。OSのシステムコールだけでなく、マルウェアのすべての挙動を独自のサンドボックス技術で検出し、他のサンドボックスソリューションでは確認できない回避行動までも正確に検知する事が可能です。
・先進の脅威インテリジェンス – すべてのネットワーク活動の一元化されたリアルタイムビューにより、有害なサイトやユーザに対して迅速に対処することができます。
・SHA-2対応の暗号共通処理 – SHA-1など旧式の暗号アルゴリズムからのアップデートが要求されるコンプライアンス標準に応えつつ、パフォーマンスの向上を可能にします。

(ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社 社長執行役員 根岸正人)

「昨今、組織の拠点の分散化に伴い、ネットワークセキュリティの総合的な確保と管理が困難になってきています。本部のセキュリティが堅牢であったとしても、ハッカーは支社/支店、店舗からの侵入を試みる傾向にあります。今回発表したアプライアンスは、標的型攻撃対策機能を実装し、まさにこうした分散拠点のセキュリティを強化しつつ、容易な一括管理を実現する製品となっています。是非一度皆様の環境でセキュリティ上の脆弱性がないかどうかご確認いただくことをお勧めします。」

【WatchGuard Technologiesについて】

WatchGuard(R) Technologiesは、業界標準ハードウェア、ベストオブブリードセキュリティ、ポリシーベースの管理ツールを独自アーキテクチャにより統合したビジネスセキュリティソリューションを提供するグローバルリーダとして、全世界の企業にエンタープライズクラスのセキュリティソリューションを提供しています。本社を米国ワシントン州シアトルに置き、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地区、中南米に支社を展開しています。日本法人であるウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社は、多くのパートナーを通じて、アプライアンス製品、セキュリティの「可視化」、セキュリティとネットワークの「管理」など拡大するニーズへのソリューションを提供しています。詳細は http://www.watchguard.co.jp をご覧下さい。

WatchGuardは、WatchGuard Technologies, Inc.の登録商標です。その他の商標は各社に帰属します。

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