セキュリティチームにとって AI が運用上の必須要件となりつつある理由
組織は十分な可視性を確保している一方で、それに対応するための運用能力が不足しています。課題は、増え続けるセキュリティデータを、迅速かつ拡張性のある意思決定へと結び付けることです。
2026 年 6 月 24 日 Iratxe Vazquez 著
前の記事「脆弱性管理から継続的なセキュリティ運用への移行」では、組織が従来の脆弱性管理から脱却し、継続的な可視化、継続的な優先順位付け、そして継続的な対応を柱とする新たな運用モデルへ移行していることを紹介しました。
しかし、この進化によって新たな課題が生まれます。セキュリティチームは、この運用モデルを大規模な環境でもどのように維持すればよいのでしょうか。
長年にわたり、サイバーセキュリティ業界は可視化の強化に注力してきました。組織は、より多くのテレメトリを収集し、より多くのアラートを生成し、より多くの脅威を検知するためのツールに多額の投資を行ってきました。現在では、多くのセキュリティチームが、これまで以上に膨大な情報を利用できるようになっています。
しかし、可視化だけでは問題は解決しません。
攻撃対象領域が拡大し続け、脅威の自動化も進む中、セキュリティチームには、エクスポージャーの監視、インシデントの調査、修正対応の優先順位付け、そして成果の報告を、これまで以上に迅速に行うことが求められています。その一方で、多くの組織では、人材や予算などのリソースが限られる中、運用負荷は増え続けています。
もはや課題は、データを収集することではありません。
課題は、データを意思決定へと結び付けることです。
データを増やす時代から、より良い意思決定の時代へ
多くの組織にとって、セキュリティ情報の不足はもはや問題ではありません。むしろ、その逆であることの方が多いでしょう。セキュリティツールは、アラート、インシデント、検知結果、推奨事項を絶え間なく生成するため、何を最優先で対応すべきかを判断することが難しくなっています。
セキュリティチームに必要なのは、コンテキストです。
どのインシデントが最も大きなリスクをもたらすのか?昨日から何が変わったのか?どの対応がすでに自動化されているのか?最初に注力すべき対象はどこなのか?
MSP にとって、この課題はさらに深刻です。複数の顧客環境にわたって、こうした意思決定を同時に行わなければならないためです。
こうした状況の中で、AI はセキュリティ運用のあり方そのものを変え始めています。
AI は生産性向上ツールから次のステージへ
長年にわたり、AI はアナリストの作業効率を高める生産性向上ツールとして位置付けられてきました。これは現在でも重要な役割ですが、AI にはそれ以上の価値があることを、多くの組織が認識し始めています。
AI は運用能力の強化にも貢献します。
AI は、アクティビティを継続的に分析し、シグナルを相関付け、パターンを特定し、リスクの優先順位を判断することで、セキュリティチームが本当に重要な課題に集中できるよう支援します。目的は、セキュリティ担当者に取って代わることではありません。人だけでは実現できない規模とスピードで運用できるよう支援することです。
セキュリティ運用の継続性がより求められるようになるにつれ、AI は単なるアシスタントではなく、チームの能力を飛躍的に高める存在へと進化しています。
運用インテリジェンスの重要性が高まる理由
サイバーセキュリティの未来は、より多くのデータを収集することではありません。重要なのは、より高い運用能力を実現することです。
組織には、エクスポージャーを継続的に把握し、リスクに優先順位を付け、脅威に対応し、その結果を共有できる仕組みが必要です。それも、すでに大きな負荷を抱えているセキュリティチームにさらなる負担をかけることなく実現しなければなりません。
そこで重要な役割を果たすのが、AI を活用した運用インテリジェンスです。
運用インテリジェンスは、アラートを増やしたり、新たなダッシュボードを追加したりするのではなく、何が起きたのか、なぜ重要なのか、次に何をすべきかを理解できるよう支援します。
これが、Rai™ が目指すビジョンです。
統合セキュリティプラットフォーム向けのウォッチガードの AI ネイティブなワークフォースである Rai™ は、24 時間 365 日稼働するセキュリティチームの一員として機能します。Rai™ は、アクティビティを継続的に監視し、シグナルを相関付け、優先順位を判断し、実用的なコンテキストを提供することで、セキュリティテレメトリを価値ある運用インテリジェンスへと変換します。
Rai Home では、単一画面から脅威、インシデント、傾向、自動対応の状況を把握できます。AI が生成する Daily Briefs は、セキュリティアクティビティを、ビジネス部門にも分かりやすい情報へと自動的に変換します。また、自然言語を使用した対話により、何が起きたのかを数秒で把握できます。
その結果、よりシンプルで、拡張性に優れたセキュリティ運用を実現できます。
止まらないセキュリティ。そのための Rai™
継続的なセキュリティ運用には、それを支える継続的な運用能力が欠かせません。組織がエクスポージャーを低減し、セキュリティポスチャを強化し、脅威への対応を迅速化していくためには、人員を増やすことなく運用を拡張できるテクノロジーが必要です。
Rai™ は、まさにそのために開発されました。
Rai™ を実際に体験してみませんか。
Rai™ ページ(英語)にアクセスして、クリック操作で体験できるインタラクティブデモで、Rai™ が以下のどのようにセキュリティチームを支援するのかをご覧ください。
- AI が生成する Daily Briefs で重要なリスクを迅速に把握
- Rai Home で脅威、インシデント、自動対応の状況を可視化
- 自然言語を使ってセキュリティ運用を支援
- 人員を増やすことなくセキュリティ運用を拡張
Rai™ の実際の動作をご覧いただき、AI ネイティブなセキュリティ運用によって、変化し続ける脅威環境に先手を打つ方法をご確認ください。