2016/10/24

メーカー、SIer など 7 社が垣根を越え、高度標的型攻撃(APT)に対するコンソーシアムを設立

2016年10月24日(月)
ベースライン APT 対策コンソーシアム(BAPT)

最適なコストで実現できる標的型サイバー攻撃対策の提供目指す

セキュリティ製品メーカー、SIer、コンサルティング会社の計 7社(ニュートン・コンサルティング株式会社、株式会社フェス、ベル・データ株式会社、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社、サイバーソリューションズ株式会社、ウェブルート株式会社、ゾーホージャパン株式会社)で構成される「ベースラインAPT対策コンソーシアム(Baseline APT-Solution Consortium、略称 BAPT)」は、最適なコストで実現できる包括的な標的型サイバー攻撃対策の提供を目指し、2016年10月24日より活動を開始しました。

「ベースライン APT 対策コンソーシアム」
Webサイト

http://bapt.zohosites.com/

標的型サイバー攻撃対策において、大手のコンサルティングファームや SIer に包括的な対応を依頼した場合、初期アセスメント/ツールの実装/運用費を含め数億円規模の投資が必要となり得ます。また、個々の企業が独自に対策を進める場合、「入口/内部/出口」対策におよぶ多層防壁の構築が求められるため、複数ベンダーのソリューションを適切に組み合わせる必要があり、膨大な作業とノウハウが必要です。

このような課題を解決するため、ベースライン APT 対策コンソーシアムは、国内でも高いコストパフォーマンス実現に成功している各種ベンダーのソリューションを、導入対象となる顧客の個々のニーズに応じて組み合わせ、コストおよびセキュリティレベルのバランスが取れた包括的ソリューションモデルとして提供するべく発足しました。また、機器やソフトウェアを提供するベンダーのみならず、経営面からのリスクマネジメントを支援するコンサルティング企業も構成メンバーに加わることで、「リスク評価、対策ロードマップの制定、攻撃訓練、機器およびツール導入」までの対策全体をワンストップで支援できる仕組みを整えています。これにより大企業のみならず、中堅・中小企業規模から最適コストで実現できる標的型サイバー攻撃の包括的なソリューシ ョンモデルを普及させ、日本企業のセキュリティリスク低減に貢献します。

ベースラインAPT対策コンソーシアムは、2018年3月末までにコンソーシアム全体の活動として20案件の獲得を目指します。

*ベースライン APT 対策:標的型サイバー攻撃の対策を検討する際、「膨大な投資で完璧さを追求するか」「予算規模が合わないので諦めるか」という対極的な状況に陥るのではなく、まずは基準値(ベースライン)を満たす事を念頭に、無理なく実行できるプランを策定するという意を込め、コンソーシアム内で利用されている造語です。

【「ベースライン APT 対策コンソーシアム」の構成企業】

「ベースライン APT 対策コンソーシアム」の発足メンバーは、以下の通りです。標的型攻撃に対するリスクマネジメントのコンサルタントとしてニュートン・コンサルティング株式会社が、メーカーとしてウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社、サイバーソリューションズ株式会社、ウェブルート株式会社、ゾーホージャパン株式会社が、各ベンダーが提供するソリューションを取りまとめ、提案する SIer として株式会社フェス、ベル・データ株式会社が参加しています。なお、事務局は発起人であるゾーホージャパン株式会社が務めます。

また、当コンソーシアムでは今後、より効果的なソリューションを目指す上で、提供ソリューションならびに参加企業の追加を検討して参ります。

ニュートン・コンサルティング株式会社(セキュリティコンサルティング支援)

提供ソリューション: リスク診断/CSIRT 構築支援/サイバー演習支援/標的型メール訓練

株式会社フェス(ソリューション全体の提案および SI)

提供ソリューション:ツール(導入支援含む)と月次ログ監査レポートをセットで提供 サービス名:定額ログ監査 PACK80

ベル・データ株式会社(製品の提案および SI)

提供ソリューション:システムインテグレーション

ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社

提供ソリューション:統合型セキュリティアプライアンス 標的型攻撃対策・ネットワークセキュリティ
製品名:Firebox

サイバーソリューションズ株式会社

提供ソリューション:メールの保管/監査/検索に特化したメールアーカイブソリューション
製品名:MailBase

ウェブルート株式会社

提供ソリューション:次世代エンドポイントプロテクション
製品名:SecureAnywhere

ゾーホージャパン株式会社(「ベースライン APT 対策コンソーシアム」事務局)

提供ソリューション:ファイアウォール/プロキシ/Active Directory のログ管理、脆弱性パッチ管理
製品名:ManageEngine

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<BAPT ソリューションマップ>

【今後の活用内容と問い合わせ先】

「ベースライン APT 対策コンソーシアム」での今後の活動については、適宜以下の Web サイトへ公開します。また、コンソーシアムへのお問い合わせは Web サイト内のお問い合わせページより送信できます。

ベースライン APT 対策コンソーシアムについて

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< 団体名 >

~中堅・中小企業規模から最適なコストで実現できるモデルを提供~
ベースライン APT 対策コンソーシアム
Baseline APT-Solution Consortium(BAPT)・・・(略称)バプト

< 当コンソーシアム理念 >

中堅・中小企業から実現可能な標的型攻撃対策を、IT ベンダーの垣根を超えて提供を行う。
コストおよびセキュリティレベルのバランスが取れた、包括的ソリューションモデルを確立、普及を促進し、日本国内の企業のセキュリティリスク低減に貢献する。

< お問い合わせ先 >

本ニュースリリースに関するお問い合わせ:
ベースライン APT 対策コンソーシアム事務局
ゾーホージャパン株式会社
ManageEngine & WebNMS 事業部
マーケティングチーム:本田
TEL: 045-319-4613 / E-mail: jp-memarketing@zohocorp.com

本資料に掲載されている製品、会社などの固有名詞は各社の商号、商標または登録商標です。®マーク、TM マークは省略しています。

2016年11月10日 リリース通知内容の一部の表現を変更いたしました。

< 訂正前 >
ベースラインAPT対策コンソーシアムは、2017年度末までにコンソーシアム全体の活動として20案件の獲得を目指します。

< 修正後 >
ベースラインAPT対策コンソーシアムは、2018年3月末までにコンソーシアム全体の活動として20案件の獲得を目指します。

カテゴリー: プレスリリース