ウォッチガード、MSP向けに単一プラットフォーム上で フルスタックAIセキュリティを提供する「Total MDR」をリリース
2025年6月27日(金)
ウォッチガード、MSP向けに単一プラットフォーム上で
フルスタックAIセキュリティを提供する「Total MDR」をリリース
エンドポイント、ファイアウォール、アイデンティティ、ネットワーク、
クラウドのセキュリティを単一のポータルに統合し、ハイブリッド環境全体にわたる脅威に対して、
リアルタイムで24/7のAIを活用した保護機能を提供
2025年6月27日(金)– 企業向け統合型サイバーセキュリティソリューション(ネットワークセキュリティ/セキュアWi-Fi/多要素認証/エンドポイントセキュリティ)のグローバルリーダーであるWatchGuard(R)Technologiesの日本法人、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長 谷口 忠彦、以下ウォッチガード)は、AIを搭載した完全統合型のマネージド検知/レスポンス(MDR)サービス「WatchGuard Total MDR」を発表しました。このサービスは、ウォッチガードのエンドポイント、アイデンティティ、ネットワーク、およびサードパーティのクラウドアプリケーション向けに設計されたエンタープライズグレードのセキュリティを提供します。これにより、パートナーは複雑な攻撃を検知し、迅速にレスポンスできるようになります。Total MDRはノイズを最小限に抑え、時間を節約し、MSPに脅威の明確な可視化を提供するとともに、ウォッチガード環境全体で攻撃を積極的に阻止することが可能になります。
組織がクラウドファーストのモデルを採用するにつれ、サイバーセキュリティのニーズは急増しており、従来の検知手法では対応が困難な高度で多角的な脅威に直面しています。これにより、セキュリティ侵害のリスクが高まり、復旧コストが急増し、既にリソースが限られたITチームにさらなる圧力がかかり、ビジネスと評判が脅かされる状況が生じています。WatchGuard Total MDRは、こうした課題に対して、AIと専門の脅威ハンターによって強化された24/7のセキュリティオペレーションセンター(SOC)チームが対応します。Total MDRは、検知/レスポンス時間を平均6分に短縮(業界平均の30分から80%削減)し、フォールスポジティブ(誤検知)においては、一般的な月250件以上に対して、月平均1件未満を実現します。また、オンボーディングプロセスを含む運用を効率化し、コストを削減し、パートナーはハイブリッド環境全体で測定可能なサイバーセキュリティの成果を提供できるようになります。
ウォッチガードのチーフプロダクトオフィサー、Andrew Young(アンドリュー・ヤング)は次のように述べています。「WatchGuard Total MDRは、ウォッチガードの製品群を活用して、従来のツールが見逃しやすい脅威を積極的に阻止します。これは、異なるポータルやベンダーをまたぐ攻撃へのレスポンスに時間がかかり、エラーが発生しやすいプロセスに苦慮するMSPにとって、重要な優位性となり、単一の画面で全体を把握できるビューは、パートナーにとって画期的な機能です。リスクの高いログインのブロック、侵害されたデバイスの隔離、不審なネットワークトラフィックの停止など、あらゆるシナリオにおいてTotal MDRは、MSPが異なるツールの切り替え時間を削減し、セキュリティ態勢の強化に注力できるように支援します。」
Total MDRの差別化ポイント:WatchGuard Total MDRは、MSP向けに技術、サービス、自動化を組み合わせたソリューションを元に、企業の独自のニーズと実際の運用に対応するように最適化されており、以下の内容を提供します:
- アウトソースサポートによる時間短縮とスケールアップ:Total MDRは、ウォッチガードの全製品群を対象としたマネージド検知/レスポンスサービスを提供することで、MSPの時間を節約します。このサービスは強力で正確かつ使い易く、MSPにおけるビジネスの迅速な拡大とスケールアップを支援します。
- 効率的な脅威管理:AIを活用した脅威管理により、フォールスポジティブ(誤検知)を月1件未満に削減し、アラート疲労を軽減しつつ、重大な脅威は6分以内に対応します。さらに、業界で著名なサイバーセキュリティベンチマークであるMITRE 2024において、低ノイズ比が実証されています。
- 専門家によるガイダンス:Total MDRは、パートナー向けに設計された完全なマネージド検知/レスポンスサービスです。24時間365日のSOCサポートと、脅威の継続的な知見、エスカレーションサポート、およびサービスやビジネスモデルに最適なガイダンスレベルを提供するための柔軟なランブック(対応手順書)を提供するテクニカルアカウントマネージャーの対応が含まれます。
- 手頃な価格設定:MSPは、高度な機能を含むエンタープライズグレードの機能を、追加コストなしの手頃で透明性の高い価格設定で利用できます。Total MDRは競争力のある価格設定でライセンス取得が容易であり、中小企業(SMB)や予算に制限があるユーザーにとって最適なソリューションです。
- 迅速なオンボーディング:このソリューションは、中小企業(SMB)および中堅企業を対象にサービスを提供するパートナー向けに特化して設計されており、複雑な技術管理を伴わない合理的なオンボーディングプロセスを実現し、価値提供までの時間を短縮します。パートナーは、導入後も継続的に関与し、脅威インテリジェンスと戦略的サポートを提供するテクニカルアカウントマネージャーへのアクセス権限も付与されます。
Eiffieの創業者であるJulien Perret(ジュリエン・ペレット)氏は、次のようにコメントしています。「サイバーセキュリティの脅威情勢はますます高度化しており、迅速な攻撃に対する潜在的な脆弱性に関する懸念とギャップが生じています。標準的なSOCサービスは通常、大企業向けに設計されており、中小企業(SMB)の現実的な予算には適合していません。WatchGuard Total MDRは、当社のクライアントにとって重要なだけでなく、必須のソリューションです。カスタマイズされた仮想SOCとして機能し、継続的な脅威インテリジェンス、戦略的なガイダンス、そしてエスカレーションサポートを提供することで、最適化されたコストで攻撃者や攻撃から積極的に防御することを可能にしてくれます。」
WatchGuard Total MDRは、既存のWatchGuard EDR(エンドポイント検知/レスポンス)、WatchGuard EPDR(エンドポイント保護/検知/レスポンス)、WatchGuard AEPDR(高度なエンドポイント保護/検知/レスポンス)、およびFireboxファイアウォール、AuthPointアイデンティティ制御、およびNDR(ネットワーク検知/レスポンス)を、単一のポータルで統合し、一元化された可視性と迅速なアクションを実現します。また、Microsoft 365/Azure、AWS CloudTrail、Google Workspaceなど、サードパーティのクラウド環境にも対応しています。
Total MDRの発表は、今年1月のウォッチガードによるActZeroの買収に続く重要なマイルストーンです。ActZeroの24時間365日対応のMDRサービスと専門家により、AIを活用したセキュリティとMSP向けにカスタマイズされた柔軟なサポートを含むウォッチガードのMDR製品ラインが強化されています。今後ウォッチガードは、パートナーのニーズに合わせてサードパーティの技術や追加ツールの統合を可能にし、より多くの攻撃対象領域における検知/レスポンスを拡張するためのオープンモデルを導入する予定です。
今回のプレスリリースは、ウォッチガードがハイブリッドSASE環境向けのFireCloud Internet Accessを最近リリースしたことと、数多くの業界賞の受賞に続くものです。ウォッチガードのAuthPoint MFA製品は、2025年にSC MediaからBest Authentication Technologyに選出され、CanalysのCybersecurity Leadership Matrixで3年連続Championに選出されました。その前では、2025 Cyber Defense Awardsで、WatchGuard MDRがMost Promising Managed Detection and Response(MDR)ソリューションに選出され、また、そのゼロトラストアプリケーションサービスは今年度のEditor’s Choice Zero Trustカテゴリーで受賞しました。さらに、2024年にIT Awards、ChannelVision、Fortress Cybersecurity、TMCnetからセキュリティソリューションで表彰され、MSP向けにスケーラブルで即販売可能なソリューションを提供し、収益拡大を支援するセキュリティイノベーションの分野で業界を牽引し続けています。
【WatchGuard Technologiesについて】
WatchGuard(R)Technologies, Inc.は、統合型サイバーセキュリティにおけるグローバルリーダーです。ウォッチガードのUnified Security Platform(TM)(統合型セキュリティプラットフォーム)は、マネージドサービスプロバイダー向けに独自に設計されており、世界トップクラスのセキュリティを提供することで、ビジネスのスケールとスピード、および運用効率の向上に貢献しています。17,000社を超えるセキュリティのリセラーやサービスプロバイダと提携しており、25万社以上の顧客を保護しています。ウォッチガードの実績豊富な製品とサービスは、ネットワークセキュリティとインテリジェンス、高度なエンドポイント保護、多要素認証、セキュアWi-Fiで構成されています。これらの製品では、包括的なセキュリティ、ナレッジの共有、明快さと制御、運用の整合性、自動化という、セキュリティプラットフォームに不可欠な5つの要素を提供しています。同社はワシントン州シアトルに本社を置き、北米、欧州、アジア太平洋地域、ラテンアメリカにオフィスを構えています。日本法人であるウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社は、多彩なパートナーを通じて、国内で拡大する多様なセキュリティニーズに応えるソリューションを提供しています。詳細は https://www.watchguard.co.jp をご覧下さい。
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