2017/07/28

アンダーグラウンドの活動を起源とする DEF CON の歴史

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2017 年 7 月 28 日 編集部記事

ラスベガスで毎年開催される DEF CON は、今年で 25 年目を迎えましたが、当初は、一部のハッカーだけが参加する、徹夜のこぢんまりとしたパーティーに過ぎませんでした。1993 年 6 月に開催された 1 回目のカンファレンスの参加者は、たった 100 名でしたが、今では 16,000 名以上が Black Hat に参加する目的でラスベガスを訪れるようになり、今後もその数はさらに増えることが予想されます。GQ のこのイベントの歴史を紹介する最近の記事には、DEF CON が単なるハッカーによるアンダーグラウンドのイベントではなくなったことを示す証拠が数多く登場します。これほど多くのコンピュータオタクが雑誌で取り上げられるのは、珍しいことと言えるでしょう。

DEF CON のカルチャーはユニークで、会場では、モヒカン刈りにした参加者、夜通し開催される、ハードウェアをハッキングするイベント、政府機関の関係者をネタにしたゲームなどを目にすることができます。DEF CON の創設者であるジェフ・モス氏は、カンファレンスに来場した政府機関の捜査官を見つけるゲームを始めた経緯を、次のように説明しています。「私は、自分の正体が何らかの形で明かされる可能性があることを告げた上で、捜査官をカンファレンスに招待しました。すると、1 回目の DEF CON の終了間際に、ある人物が私のところにやって来て、シークレットサービスのバッジを見せ、最高に面白かったという言葉を残しました。この出来事をヒントに「Spot the FED」というゲームが始まり、捜査官を見つけた人だけでなく、見つけられた捜査官にも T シャツを賞品として贈るようになりました。そして、何年か経つうちに、他の捜査官を見つけて T シャツを手に入れたり、他のハッカーと同じようにゲームに参加したりする捜査官も現れるようになりました。」

この「Spot the FED」ゲームが有名になり、政府関係者などの「アウトサイダー」が DEF CON に参加するようになったことで、ハッカーに対する誤った固定概念が払拭され、ハッカーとは、悪人ではなく、特別なスキルを持つ人間なのだという認識が広まりました。

DEF CON の初期のカンファレンスでの記憶に残るもう 1 つの出来事として、ある検察官を招いて、オンラインにおける合法性と違法性に関するプレゼンを行ってもらったところ、その検察官が起訴しようとしていた人物も DEF CON に参加していたという、何とも気まずいエピソードもありました。

今年の DEF CON では、ハードウェアのハッキング、バイオ関連のハッキング、モノのインターネット(IoT)などのテーマに沿ったさまざまなワークショップが開催され、「Rootz Asylum」のような、ホワイトハットによるハッキング技術を学ぶ子供向けのセッションも用意されています。

GQ の記事全文(英文)で詳細をご確認ください。