2016/10/18

ゲスト用 Wi-Fi を実店舗でのカスタマーエンゲージメント向上に活用する

Free Wifi

2016 年10 月 18日 Michelle Welch 著

実店舗に導入されている Wi-Fi ネットワークを活用すれば、特別なツールや仕組みを追加することなく、オンラインショップと同レベルの顧客インサイトをでも得ることができます。Wi-Fi の利用状況の分析ツールの進歩によって、顧客の行動、好み、気分などに関する極めて有用なデータをマーケティングや販売プログラムに活用できるようになりました。

小売業のオンラインショッピング、レストランチェーンのモバイル注文、ホテルのオンライン予約やモバイルチェックイン。これらの進歩によって、顧客との直接の接点が失われてしまいました。オンラインビジネスとは異なり、実店舗を展開する企業は、トラフィック、変換、その他の各種分析で使用するデータにアクセスし、最適なマーケティング戦略や販促プログラムの企画に利用することができませんでした。ところが、世界中の多くの国や地域で Wi-Fi 対応デバイスをいつでも利用できるようになったことで、実店舗も、来店客、訪問客、従業員のあらゆる種類の貴重なデータにアクセスできるようになりました。

適切な Wi-Fi 管理ツールがあれば、店舗で提供している無線アクセスをビジネスに活用し、新規顧客やリピート客を正しく分析して、ターゲットを絞ったマーケティングを展開することができます。Wi-Fi を店舗におけるマーケティングに活用する例をいくつかご紹介します。

顧客の特性:店舗の来店客は、Web サイトの訪問者と同じです。来店のきっかけ、訪れる場所、滞在時間、購入商品などの情報は、当日あるいは長期的なマーケティングや事業計画にとって極めて重要です。Wi-Fi のサインページを作成し、ターゲット客を適切に絞り込み、より良いサービスを提供して顧客数を拡大するのに必要な情報を入力してもらうようにします。そしてもちろん、Wi-Fi サインインでは、性別や年齢などの基本データが確実に保護されるようにします。人気があるソーシャルメディアチャネルを認証に利用すると、出身地、出身校、購入傾向などの情報にアクセスできる可能性もあります。

カスタマーエンゲージメント:顧客にサインインしてもらえれば、カスタマイズしたトップページやキャプティブポータルを使って直接やり取りできるようになります。たとえば、Wi-Fi をアンケート配信チャネルとして使用し、顧客から貴重な意見を聞いて、マーケティング戦略や事業計画に役立てることができます。あるいは、期間限定で対象製品に使える20%オフのクーポンを発行するなどのプロモーションをリアルタイムで実施して、購入を呼びかけることもできます。

来店時の動向:店舗での滞在時間や滞在時間が長い場所などのインサイトを得ることもできます。利用時間が長く、トラフィックが多かったディスプレイがどれなのか、施設内を顧客がどのように移動するのかといったことを分析すれば、店内の商品レイアウトや販促活動などを戦略的に調整できます。

来店後のマーケティング:店舗を離れてしまったら、顧客とのやり取りが終わってしまうわけではありません。来店後のマーケティングは、帰宅後の顧客とやり取りする有効なチャネルです。Wi-Fi のサインインページで収集した情報を使用すれば、ターゲットを絞って割引やプロモーションを送信し、来店や購入を促すことができます。

実店舗におけるゲスト用 Wi-Fi を活用するメリットの詳細については、「Guest Wi-Fi – The Most Valuable Marketing Tool for Physical Businesses(ゲスト用 Wi-Fi – 実店舗の最も貴重なマーケティングツール)」でご確認ください。

また、ウォッチガードのセキュア Wi-Fi ソリューションファミリーについては、https://www.watchguard.com/wifi でご確認ください。