2016/08/11

一般家庭のウェブカメラハッキングから学ぶべき教訓

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2016 年 8 月 11 日、編集部記事

ウェブカメラがハッキングされたというニュースは以前にもありましたが、特に子供が巻き込まれたと聞くと、薄気味悪さを感じずにいられません。ヒューストンの一般家庭の母親が、安全上の理由から娘の部屋にウェブカメラを設置したところ、ハッキングされてインターネットに画像が公開されていたことがわかりました。詳細は不明ですが、子供が悪意あるサーバーにアクセスしてしまったために、ハッカーにウェブカメラを操作されることになったようです。

そこで今日は、ウェブカメラのハッキング対策をいくつかご紹介したいと思います。

  • ウェブカメラの管理用Web UIを使用する場合は必ず、強度の高いパスワードを設定しましょう。デフォルトの認証情報であったために IoT デバイスにアクセスされてしまうことが多いためです。
  • アクセスする Web サイトやダウンロードするコンテンツには、十分に注意してください。人気のあるゲームやアプリケーションの「使い方」ガイドを Google 検索した結果を手がかりに、ユーザーにアプリケーションをダウンロードさせるというのは、ハッカーが最も得意とする方法です。もちろん、ダウンロードしたそのアプリケーションが、最終的には何らかのマルウェアとして動作することになります。
  • ラップトップ PC の場合、Web カメラに目隠しをすることが、最も有効な対策です。マイクを通して音声を盗聴される可能性はありますが、少なくとも、鮮明な画像が公開される心配はなくなります。
  • Web カメラの設置場所にも、十分に注意しましょう。本当に、寝室に Web カメラを置く必要があるのでしょうか。玄関か廊下に 1 台、屋外に 1 台設置すれば、セキュリティ上の効果にほとんど違いはないはずです。