2016/07/20

運転パターンによる「ドライバーのフィンガープリンティング」

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2016 年 7 月 20 日、Marc Laliberte 著

キー入力のパターンを読み取るのとほとんど同じように、ドライバーのブレーキ操作を生体認証 ID として利用することで、わずか 15 分で 87% の精度の「フィンガープリンティング」が可能であることがわかりました。

この事実は、ドイツのダルムシュタットで開催された PETS(Privacy Enhancing Technologies Symposium)2016 でのワシントン大学とカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者による講演、「Automobile Driver Fingerprinting(ドライバーのフィンガープリンティング)」で明らかになったものです。

具体的には、どういうことでしょうか。Network World は次のような例を挙げて理論を説明しています。

アリスとボブが一緒にレンタカーを借りました。アリスだけを「ドライバー」に指定して借りましたが、実際にはボブも運転しました。レンタカー会社はドングルデータから、運転者がアリスではないと判断しました。レンタカーの返却後に、契約違反があったとして、罰金と追加料金をレンタカー会社が請求しました。

このような理論が現実になったとしたら、プライバシーの問題が発生することになり、IoT デバイスの普及に伴って日常生活でこの種のセンサーからのデータが読み取られるようになることで、それを狙うハッカーが増えることが予想されます。

(画像提供元:TNS Sofres / Flickr