2018/02/13

Wi-Fi のセキュリティとビジネス競争力を両立させるには

2018 年 2 月 13 日 Milena Babayev-Gurvits 著

テクノロジがあらゆるビジネスに大きな変化をもたらし、あらゆる規模、あらゆる業種の企業が、顧客やベンダはもちろん、従業員からも、安全かつ高速の無線アクセスを提供するよう求められるようになりました。Wi-Fi が生活必需品となり、利便性、セキュリティ、パフォーマンスも同時に要求されるようになりました。Hotel Chatter によれば、94% の一般ユーザが、Wi-Fi は宿泊施設を選ぶ際に最も重視する設備であると考えています。しかしながら、単に Wi-Fi を提供すればよいわけではなく、安全な Wi-Fi を提供することが重要です。

小規模企業(SMB)は特に、セキュリティの重要性を十分に理解して、最適な Wi-Fi ソリューションを導入する必要があります。その重要性を十分に考慮してセキュア Wi-Fi ソリューションを選択しておけば、将来的に問題が発生し、判断を急ぎすぎたと後悔することはありません。

ビジネスオーナーは常に、さまざまな課題に直面します。その一部を以下に挙げます。

セキュリティ

セキュリティが IT の最優先事項の 1 つとされるのには、当然とも言える理由があります。Small Business Trends によると、サイバー攻撃の 43% が中小規模企業を標的とすることがわかっていますが、これは、最小規模の企業にも極めて価値の高い個人識別情報(PII)が存在することがあるためです。最近のアクセスポイントには、Wi-Fi 環境の保護に役立つ、不正侵入防止システム(WIPS)が組み込まれるようになってきましたが、WIPS であればどれも同じというわけではありません。信頼できるセキュア Wi-Fi ソリューションには、次のような能力が求められます。

  • 自分たちのネットワークに存在する無線デバイスだけでなく、ネットワークの外部にある隣接 AP も自動的かつ正確に識別できること
  • 不正 AP を検知し、防止できること
  • 中間者攻撃、悪魔の双子攻撃、ハニーポット攻撃を検知し、防止できること

クラウド

クラウド中心モデルへの転換は、生産性の向上、ITコストの削減、重要データの保護を可能にする有効な手段となります。クラウドは、21 世紀のビジネスプランに不可欠の要素となり、データをクラウドに保存することで、ファイルの破損、サイバー犯罪、自然災害によるデータ損失のリスクが大幅に軽減されます。

大企業との競争

これについては、むやみに恐れる必要はありません。SMBには、ビジネスや環境の変化にすばやく対応し、高度にカスタマイズしたユーザエクスペリエンスを提供できるという、大きな強みがあります。ユーザと直接やり取りできる機会を活かして、長期にわたって良好な関係を築くことができます。単にWi-Fi環境を提供するだけでなく、売上の増加やカスタマーロイヤルティの育成の手段として、Wi-Fiを活用することをお勧めします。

24 時間/365 日のサービスの提供

テクノロジはすでに我々の生活に浸透しており、無線テクノロジに対する期待は今後もさらに拡大するでしょう。新しいテクノロジやサービスを利用したユーザは、さらに多くを期待するようになり、提供側は、その要求に応える必要があります。オンラインの注文で当日配達が可能になった今、同様の迅速な対応がWi-Fiにも求められるのは当然のことでしょう。

最適な Wi-Fi ソリューションを選択することが、組織の生産性向上とコスト削減につながります。ホワイトペーパーのページから「無線LAN導入前に読むバイヤーズガイド」をダウンロードし、Wi-Fi の安全性とビジネス競争力を長期にわたって両立させるための 5 つのヒントをご確認ください。