2018/03/23

Wave 1 / Wave 2 アクセスポイント選択の判断基準

2018 年 3 月 21 日 Milena Babayev-Gurvits 著

ある企業の IT 部門の一員であるあなたは、従業員、顧客、来客に提供する Wi-Fi アクセスの選定にあたり、セキュアな Wi-Fi アクセスを採用することを決断しました。そして、Wave 2 あるいは Wave 1 のどちらのテクノロジを選択するかの判断に迫られています。

動画、音楽、写真、ゲームのストリーミングによって、デジタルコンテンツがかつてないほど大型化し、高品質が求められるようになっています。複数のデバイスを同時に利用するユーザも多いため、Wi-Fi の負荷が高くなり、時には、処理に追いつけない状況も発生します。802.11ac Wave 2 標準の登場によって、Wi-Fi は、大人数が利用する会議室、学校、展示会などでの高密度、高スループットの要求にも対応できるようになりました。Wave 2 テクノロジには、速度、カバレッジ、密度の飛躍的な向上という大きなメリットがあります。

Wave 2 テクノロジには以下の 5 つの優位性があり、これらが判断基準となるでしょう。

  1. 接続デバイス数の増加
    MU-MIMO 機能によって、これまでより多くの接続デバイスのサービスが可能になったため、ネットワークのオン/オフが高速化し、ユーザエクスペリエンスが向上します。
  2. パフォーマンスの強化
    ビデオなどの大きなファイルのアクセスや転送が容易になり、VoIP などの低レイテンシが重要視されるアプリケーションもストレスなく利用できます。
  3. 帯域幅の拡大
    5 Ghz 周波数チャネルの追加により、クライアント数が増えても快適な環境が提供されます。
  4. カバレッジの拡大
    ネットワークで大量の Wi-Fi トラフィックを処理する必要がある場合は、カバレッジの拡大が大きなメリットをもたらします。
  5. 速度と信頼性の向上
    前世代の 3 倍の速度の高信頼性Wi-Fiが実現します。

Wave 2 が最新かつ最高のテクノロジであるのは確かですが、どのような環境にとっても最適なテクノロジであるとは断言できません。802.11ax の採用も考慮して、従業員、ベンダ、顧客にとっての優先事項を見極め、組織の生産性向上とコスト削減につながるアクセスポイントを選択することが重要です。選択にあたっては、セキュリティや業種の専門知識を持つ IT サービスプロバイダに相談するのも一案であり、優れた助言や提案が得られるはずです。

www.watchguard.co.jp/solutions/secure-wifi でウォッチガードのセキュア Wi-Fi ソリューションの全製品をご覧いただき、選定にあたっての参考にされることをお勧めします。