2023/10/10

サイバーセキュリティのリスク評価でビジネスを強化

2023 年 10 月 10 日 Carlos Arnal 著

企業にリスクをもたらす要因は、常に変化しています。単一のセキュリティ戦略に固執しているとすぐに時代遅れになり、効果が得られないケースも稀ではありません。マネージドサービスプロバイダ(MSP)の方であればご存じの方もいるかもしれませんが、顧客は問題が発生しない限り、あるいは既存のソリューションに不満がない限り、新しいサイバーセキュリティツールを検討しようとしないものです。しかし、顧客側の問題提起の有無にかかわらず、潜在的なインシデントを回避するためには、プロアクティブに、セキュリティを継続的に改善するべきです。

エンドポイントサイバーセキュリティのリスク評価は、顧客のデバイスをリスクにさらす内部/外部要因の概要情報を提供します。リスクは変動しているため、脅威の出現や進化を常に把握できるよう、リスク分析を提供することが推奨されます。

●エンドポイントリスク評価と収益向上

サイバーセキュリティは一度で解決すべき問題ではなく、継続的な監視と管理が必要なプロセスです。顧客のセキュリティの健康状態を分析することは、このプロセスの重要な要素です。ビジネスを成長させ、新しいサービスを提供するチャンスであるともいえます。具体的には、以下のようなことを達成するのに役立ちます。

●新規顧客の獲得

リスク評価によって、顧客となりうるユーザのエンドポイントにおけるすべてのセキュリティリスクも洗い出されるため、そのような特定のセキュリティ問題を解決できる、ということを同時に示すことができます。差別化されたサービスを提供することで、顧客との関係を強化し、自社の製品やサービスに対する信頼を築くことができるため、競合他社に差をつけられます。

●既存顧客によるロイヤリティの維持

顧客のロイヤリティと満足度を維持することは重要事項です。サービスの一環としてリスクアセスメントを提供することで、顧客はその積極性を認め、より安心感を得ることができます。また攻撃のリスクは、効果的なセキュリティソリューションと優れた管理にかかっています。しかし、保護のレベルや管理の効率は、すべてのソリューションごとに異なります。実際、成功した攻撃の多くは、設定ミスや管理されていないアラートなど、人為的なミスによるものです。顧客のエンドポイントのリスク評価を行うことで、現在のセキュリティソリューション内を含め、危険をもたらす要因を特定し、早急な注意や対策が必要なリスクにフラグを立てることができます。

●高い評価の維持

顧客は実際に攻撃を受けるまで、新しいサイバーセキュリティツールを検討しようとしない傾向があります。攻撃が起きて初めて、復旧にかかる費用を知って考えを改めるのです。しかし、真の責任の所在にかかわらず、攻撃が発生した際には、サイバーセキュリティをアウトソーシングしている多くの企業が、少なくとも部分的にはサービスプロバイダを追及します。これは企業の評判とビジネスにダメージを与える可能性があります。このような事態を避ける方法として、エンドポイントセキュリティの健全性チェックを実施することが役に立ちます。これにより、顧客はプロアクティブな対策を講じ、データを保護するために必要なすべての情報を得ることができます。

●提供可能なサービスの拡大

エンドポイントのリスク評価は、顧客との規制およびコンプライアンスについて話し合うきっかけとして役に立ちます。収集した情報に基づき、エンドポイントセキュリティを強化するためにどのような措置を講じることができるかを提案することができます。

エンドポイントのリスク評価は、潜在顧客や既存顧客に対して、MSP としての価値をアピールする有効なツールです。リスク評価のサンプルを提供することで、顧客のビジネス環境におけるリスクを理解し、それに応じて、顧客を保護する方法を知っているという事実を、簡単かつ効果的に示すことができます。また、リスクを数値化することで、プロフェッショナリズムをアピールし、顧客の具体的なニーズに対応した、カスタマイズされた提案を作成することができます。この目的のために、ウォッチガードはどのようなステップを踏むべきかを理解するのに役立つ無料ツールを提供しています。顧客の現在進行中のリスクや潜在的なリスクを、問題になる前に特定することで、収益を上げ、ビジネスを成長させることができます。

リスク評価が企業のサイバーセキュリティに果たす重要な役割について、さらなる詳細はこちらもご参照ください。
サイバーセキュリティのリスク評価が必要な理由