2025/11/11

エンドポイントセキュリティにおける効率性:重視すべきはアラートの件数ではなくエンドポイントの効率性

2025 年 11 月 11 日 Iratxe Vazquez 著

長年にわたり、サイバーセキュリティ業界では「検知件数の多さ」が有効性の証明とされてきました。アラートで埋め尽くされたダッシュボードは、警戒と管理能力の証と見なされてきました。しかし、実際はその逆で、過剰なアラートはノイズや疲労、盲点を生み、本当に必要とされている対応を遅らせます。アナリストが大量の価値の低い検知結果への対応に追われている間も、攻撃者は素早く動き続けています。

今こそ、SOC や MSP 環境における現状を反映した、新たな評価基準を導入すべき時です。エンドポイントセキュリティの効率性とは、最小限の運用負荷で保護能力を最大化し、不要なノイズを取り除いて、アラートの中から本当に対応すべきインシデントを見極める力を指します。

ウォッチガードは、ソリューションが生成できるアラートの数ではなく、いかに効率的に脅威を防止・検知・対応できるかに重点を置いています。効率性こそが真の成果です。これは、チームが投入する労力の単位ごとに、どれだけの保護を実現できるかを測るものです。その結果として、アラートの減少だけでなく、人材やプロセスに合わせて拡張可能な、よりスマートな保護を実現します。

ウォッチガードのテクノロジには、この理念が組み込まれています。Advanced EPDR は、大量のアラートの代わりにインテリジェンスを提供します。関連するシグナルは自動的に相関されて単一の明確なインシデントにまとめられ、タイムライン、コンテキスト、および影響を受けたエンティティの一覧が付属します。アナリストは、複数のコンソール間に分散している情報を組み立てる必要がなくなり、攻撃の全容を瞬時に把握できます。かつては手作業で数時間を要した再構築が、今では数秒で完了します。

効率性は検知以前から始まっている

ウォッチガードの AI を活用した Zero-Trust Application Service は、信頼できない実行ファイルやスクリプトが実行される前にブロックします。これにより、アラートとして表示される以前に多くの攻撃を阻止します。誤検知を最小限に抑えるウォッチガードの適応型 AI モデルと組み合わせることで、アナリストは本当に人的対応を必要とするインシデントに集中できます。

運用への効果は即座に現れます。チームがノイズに対応する時間が低減し、実際の脅威の調査に注力できます。複数のクライアントにサービスを提供している MSP は、人員を増やすことなく規模の拡大が可能です。企業は運用コストを削減しながら、より強力な保護と迅速な封じ込めを実現します。

つまり、エンドポイントの効率化によって、「事後対応的な作業負荷」であるセキュリティが「事前対応的な強み」へと変貌します。

エンドポイントの効率性が定義する新たなパフォーマンス基準:

  • ノイズの低減、明瞭さの向上
  • アラートの減少、知見の強化
  • 意思決定の迅速化、誤検知の低減
  • チーム規模に応じて拡張可能な保護機能

組織とサービスプロバイダー双方にとって、この変革は全てを変えます。効率性は測定可能、比較可能、実証可能なものとなります。ノイズがもはや持続可能ではない市場において、これが真の差別化要因となります。

アラートの数を数える必要はもうありません。成果の測定を始めてください。エンドポイントの効率性とは、より多くの情報を見るのではなく、重要な情報を見極めることです。

ウォッチガードが混沌としたアラートを排除して明確化し、エンドポイントセキュリティの効率性を通じてよりスマートで拡張性のある保護を実現する方法については、電子ブック「Operational Efficiency for Modern Endpoint Security(英語)」(最新のエンドポイントセキュリティにおける運用効率)とホワイトペーパー「Operational Efficiency in Endpoint Security(英語)」(エンドポイントセキュリティにおける運用効率)をダウンロードしてください。

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