2020/03/23

私がセキュリティの専門家になるまで

システム 管理者 MSSP admin

2020 年 3 月 23 日 Madison Slater 著

JSCM Group 総責任者の Madison Slater です。先週「ソーシャルエンジニアリングテストの重要性」という記事を書きましたが、今回は自身の過去について書きたいと思っています。珍しくもない話ですが、私が IT のキャリアを歩み始めたのはほんの偶然からでした。私が高校生の時分には、IT 業界は女性に勧められるような業種とはとても言えず、また当時はそれを目指そうと思ったことすら一度もありませんでした。もともとは小学校の先生になろうと思っていたのですが、しかし大学 3 年生の時、それがあまり自分には適していないように思えてきました。これからどうすべきか明確な答えが出なかったので、ひとまず地元の小売店で働き始めました。するとある日、かつての高校の先生が店を訪れました。そしてこれまでのことなどを話しているうち、私が通っていた高校にちょうど働き口がある、ということを教えてくれたのです。仕事内容は、テクノロジを教室でうまく活用できるように手助けするというものでした。私はコンピュータと共に育ってきた世代でもあるので、生徒と教師をつなぐ役割に適任だと考えたようです。そこで仕事に応募し、無事その職を得ることができました。ですがその時点でようやく、実際の IT の仕事について知識が全くないということに気がつきます。

そのため、テクノロジ分野ではよくあるように、実戦経験で知識をつけていくことになりました。学校用のシステムの仕事におよそ 6 年を費やし、IT の基礎を学び、技術に詳しい人と技術に疎い人を繋げるやり方を学んでいきました。スキルをもっと磨きたいと思った私は、他の仕事を探し始めます。そこで偶然出会ったのが、ノースカロライナ州に本拠地を置く、ネットワークとサイバーセキュリティの組織、JSCM Group です。自分の技術的なスキルは標準に達していない気がしたので、事務管理職に応募しました。オーナーの John Stengel は、技術的なことに長けた人とそうでない人の間に立つ私の能力を見て、セキュリティチームとクライアントのコーディネートをする立場を提案してくれました。JSCM Group は学習を非常に重視する企業なので、John は入社 3 週目にウォッチガードのトレーニングクラスに参加させてくれました。ファイヤウォールには触れたこともありませんでしたが、それが好きであるということはすぐにわかりました。ポリシーの執筆は論理的だったし、トラフィックログの監視も、楽しい作業に思えました。クラスの後には、何本かサポート電話も受け持つようになりました。Web サイトのホワイトリスティングなどの基本から始め、スキルが上がるにつれて作業のレベルも上がっていきました。

JSCM Group で働き始めて 1 年が経つと、John は、ウォッチガードのトレーニングクラスの授業のいくつかを私が教えることにしたいという決断をしました。最終的には、全てのクラスを受け持つというのが目標です。教壇に立つことそのものは難しくありませんでした。むしろ、生徒の興味を引けるだけの知識を持っておく、ということが不安でした。また同時に、大きなハードルがあることにも気がつきました。IT 業界において、私が女性だということです。当時 27 歳だった私を見て、自分で自分の言っていることをわかっていないのではないか、何かを売りつけようとしているのではないか、と思う生徒が当然いたでしょう。そこで、そうはさせまいと勉強に励みます。ウォッチガードのマニュアルを何回繰り返したかわからないほどよく読み込み、自信を持って質問に答えられるまで訓練しました。難しいサポート電話もとって、知識を証明するのに不可欠な、経験と自信を身につけました。

JSCM Group での勤務はもう 7 年になります。恵まれたことに私は、天職を見つけるきっかけになった組織に出会うことができ、またこれが成長を志向する原動力となっています。現在では総責任者になっており、組織内の技術部門の監督をしています。ウォッチガードのトレーニングクラスも毎月受け持っていて、クライアントにも数え切れないほど多くのサポートを提供してきました。学校のシステムで培った経験を活かして、チームが持つ技術的な専門知識と、クライアントのニーズとの間のギャップを補ってきました。私は、挑戦する機会を与えられたからこそこのようなことができています。たしかに一歩部屋に入れば自分がマイノリティである、という場合も稀ではありません。しかし結局のところ、それは問題ではないのです。セキュリティは私の生きがいであり、自分の知識を他の人と共有できる場所も見つけることができました。目の前にいる人たちは当初の予想とは違いますが、先生になりたかった、という夢も果たされたのです。

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